代表理事からのごあいさつ

日本で育ってきて、どの「普通」にも当てはまらないまま、ずっとあがいてきました。理想とされる美しさの基準にも当てはまらず、私の思うことは「女性の普通」とは違っていました。ファッション誌が正解としていることも、私のしたかった服の着方に当てはまりませんでした。私の思うことは「私が女性だから」笑われてきて、近所の方、仲間、親戚のかたに何回性別のせいで勉強を優先するべきでないと言われたか、わかりません。私は自分が思ったことを言い、何をしたいかを明確にしてきましたが、社会は声を上げることは何もいいことを生まないと言ってきました。

 私はそれに疲れて、そこからVoice Up Japanを始めました。疲れて、怒りを覚えて、上司の言う性差別的な冗談に毎回愛想笑いをすることにうんざりしていました。私や私の友達が言葉のハラスメントを受けているまま、ただの傍観者となっていることに疲れていました。社会が何も言わないまま、政治家や著名人が同性愛嫌悪、人種差別、または性差別的な冗談を言うのをただ聞いていることに疲れていました。

その怒りと、私が社会を変えなければと言う思いが、今私がここに素敵なメンバーと一緒にいる理由です。 日本はとても伝統的です。文化的と言うかもしれません。いいところももちろんありますが、時々伝統的習慣は普通でないものを阻害します。日本の96%の女性は、日本が夫婦別姓を認めないので、苗字を変えなければいけません。同性のカップルは結婚を認められておらず、性的暴力を恥とする習慣のため性的暴力の被害者のたった13%しか経験を話せず、女性は男性よりも職が大幅に少なく、男性は大黒柱であるため育児休暇を取ることはほとんどありません。

kazuna

 そこから、性別やセクシュアリティに関係ない平等な世界を作ると言うのが一番最初のビジョンとなりました。私たちにできること、どのように生まれたか、私たちが誰であるか、誰と一緒にいたいかは、私たちのもともと持つ権利に関係ありません。私たちの二つ目のビジョンは、私や他の多くの人が経験したことから生まれました。誰もが尊敬され、声を上げられる社会です。意見を言うことは普通であるべきで、仲間や上司に反論することや間違いを訂正することは当然の権利です。しかし、よく認められないことが多いです。私たちは従順になり、我慢するように教えられ、上司に質問はするなと言われています。

 声を上げて変化を起こそうとする人たちは、しばしば危険に晒され社会から暴力的な言葉をかけられ、「意見を持っている」ことを恥とされます。私たちは声を上げることを勧め、勇気を恥ずかしがらずに思っていることを言えるような社会を理想としています。声を上げることを続け、他の人たちだけではなく自分たちも学び、いい社会になるように人々を励まし続けていきます。多様的な社会は多様的な意見を生み、良い未来へとつなげます。まずは5年間頑張り、成果を確認していきたいです。

山本和奈