森法務大臣に性犯罪刑法改正求める署名提出

Written By  Rhea Endo 

Springさん・Human Rights Nowとの署名提出

 

3月17日、Voice Up Japan ICU支部メンバー児玉実央と私遠藤理愛が、一般社団法人SpringやNPO法人ヒューマンライツナウなど多数の団体と共同で、不同意の性行為を犯罪とする性犯罪刑法改正を求める署名を森法務大臣に提出しました。

署名活動を始める直前の2019年3月、娘に長年性的暴行を加えていた疑いで起訴された父親に無罪判決が言い渡されました(今月12日に逆転有罪判決が出ました)。署名活動はその直後の2019年4月にVoice Up Japan, スプリング、ヒューマンライツナウの3団体でオンライン署名サイトchange.orgで始まり、同年6月24日、3団体で法務省に45,875通の署名を提出しました。

その後も署名は増え続け、3月17日時点で10万通近くの署名が集まりました。森法務大臣は意見交換会で、「被害者の声を審議会に反映させ、迅速に進めたい」と積極的な姿勢を見せました(Yahooニュース「性犯罪刑法、更なる改正に向けて要望書 森大臣『3月中にできるだけ進行させていきたい』」2020年3月18日 https://news.yahoo.co.jp/byline/ogawatamaka/20200318-00168442/)。

 




現状の性犯罪刑法では、不同意だけでなく暴行脅迫要件等が課され、それを証明できないとレイプがあったと認められません。体がフリーズしたり酔ったりしていて抵抗できなかった場合や、親や上司など地位関係を利用したレイプなど、明らかに性暴力なのに加害者が無罪となるケースが相次いでいます。2017年内閣府調査では、女性の7.8%、男性の1.5%が無理やり性交等された経験があると回答したにも関わらず、2018年の警察の性犯罪認知件数は1,307件でした。

被害者の人権が守られず、加害者が責任を追及されない今の刑法では、性犯罪は許容され続け、被害者は泣き寝入りするしかないです。

無罪判決が続く性暴力の実態は深刻ですが、大臣との意見交換会に参加した児玉実央は「Voice Up Japanの一員として大臣に会う貴重な経験ができ、刑法改正への意気込みを聞くことができたのは今後の団体の取り組みに熱を入れたように感じます」と期待を示しました。

2020年は3年に1度の刑法見直しの年です。ヒューマンライツナウ事務局長の伊藤和子弁護士は署名提出後の記者会見で、刑法改正の際、不同意性交と地位関係を利用した性交を犯罪とし、性交同意年齢(現在13歳)を引き上げることが重要だと強調しました。会見では私もVoice Up Japanを代表して発言する機会をいただき、大学で性的同意を広める活動をしている学生団体が数多くあるなかで、政府には学生に見本となる姿勢を示していただきたいと話しました。

同意のない性行為はレイプです。被害者が守られる社会にするために、性犯罪刑法改正にむけて今後も声を上げ続けることが重要だと改めて実感しました。

【署名のお願い】

「法務大臣へ、性犯罪における刑法改正を求めます」→賛同よろしくお願いします

Photos provided by: change.org, Mio Kodama

Rhea Endo is a sophomore at International Christian University, and one of the founding members of Voice Up Japan ICU branch.